香箱蟹が一足早く出回っていますが、そば蕎香ではまだ扱いません。しんどいので。   #23

経営

香箱蟹のお蕎麦の提供はまだです

北陸の蟹漁解禁に合わせます

そば蕎香では毎年11〜12月の季節限定メニューで『香箱蟹の玉とじあんかけ蕎麦』というのを出しております。

北陸での蟹漁の解禁は11月の上旬なので、そこに合わせて『香箱蟹のお蕎麦』も提供開始になるわけですが。

市場では一足早く、県外物の香箱蟹が出回っています。

なので、提供開始をしようと思えばできるんですが……そば蕎香ではまだ提供いたしません。

『しんどいから』と言うのは半分冗談ですが…香箱蟹の仕込みはかなり時間を取られます。

ありがたいことに年々、香箱蟹の出数が増えていまして、去年は仕込みが間に合わず大半の休日を蟹の仕込みに使っていました。

でもその甲斐あって、去年は香箱蟹を切らすことなく、求めて下さるお客様に提供が出来ました。

香箱蟹はとても手間のかかる食材

身出しを全て行うため

何故、香箱蟹の仕込みは手間がかかるかというと。。。

蟹足、内子、外子はそうでもないんですが一番厄介なのは『ボディー』ですね。

生産効率を上げようと思えば麺棒で「ギュッ」と押し出してしまえば楽なんですが、それだと身が残ってしまいます。

なので、ボディーに包丁で切り込みを入れて半分に割って、蟹スプーンで丁寧に綺麗にすくい取ります。

この作業が手間のかかる要因です。

自分で食べるならぜ〜〜〜ったいにそこまでしませんが、香箱蟹が非常に高価な食材なので僕は手間がかかる方を選んでいます。

そんなわけで、そば蕎香で香箱蟹のお蕎麦を提供するのは蟹漁が解禁になってからになります。

その代わり、提供が始まれば香箱蟹を切らさない努力は最大限致します。

例え睡眠時間を削ることになろうとも。

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